アイティフォーのデジタルビデオ自動検知システム「ナイスビジョン(注1)」を日本有数のコンベンションセンターが導入し、稼働を開始しました。会議場と展示ホールを有する同施設はおよそ200台超の監視カメラを構内ネットワークで結び、中央監視センターでナイスビジョンを用いて「不審者の侵入やうろつき」、「不審物の放置」を監視するものです。
不審者・不審物を自動検知、アラーム発信
(写真はイメージです)
ナイスビジョンは監視カメラの映像をリアルタイムで解析し、あらかじめ設定した侵入禁止エリアへ不審者が侵入したり、うろついたり、不審物が放置されたりすると、モニター上で不審者や不審物を赤い囲みで際立たせると同時にアラームを発信するシステムです。
セキュリティの更なる向上
ナイスビジョンは不審者の侵入が多い場所や不審物が放置されやすい場所を自動集計することができるため、危険度が高い場所へは柵を設けたり、不審物が置かれやすい場所は警備の重点個所にしたりするなど、セキュリティの更なる向上をはかることができます。
中央監視センターでの集中監視
全館のカメラ映像は構内ネットワークを通じて中央監視センターで集中監視することができます。従来は各施設の映像を各施設に設置された管理センターでモニター監視していました。管理センターと中央監視センターの両方で映像を統合監視することができるため、トラブル発生時には連携して現場にかけつけるなど今まで以上に迅速な対応が可能となります。
既存設備の有効利用と拡張性
同施設では、老朽化した監視カメラのうち、重要監視ポイントではズーミングなどの遠隔操作が可能なIPネットワークカメラへ交換し、残りのカメラにはデジタル信号変換器を取り付けることで既存設備を有効利用しつつ、アナログカメラとIPネットワークカメラの混在利用を実現しました。また、本システムではカメラの増設も構内ネットワークを利用して容易に行えるため、高い拡張性を持ちます。
(注1)ナイスビジョン(NiceVision)はナイスシステムズ社(イスラエル)の製品です。