メインメニューへ
サブメニューへ
コンテンツへ
製品ページのリンクへ
お問合せ/地図/サイトマップ/英語ページへのリンクへ
ページトップ
お問合せフォームへサイトマップへEnglish site

メルマガ企画 事例紹介

業界大手の老舗百貨店様が
「流通BMS対応」の小売業向け基幹システムで大きな成果

本事例は企業名を伏せた形でお知らせします。

 アイティフォーの小売業向け基幹システム「RITS(リッツ)・注1」が業界大手の老舗百貨店様に採用され、特に発注業務において大きな成果を上げています。発注業務を担うRITSの商品管理モジュールは流通BMS(ビジネスメッセージ標準・後述)に対応していることが特長です。流通BMSへの対応により仕入れ業務のEDI(Electric Data Interchange:電子データ交換)化を実現します。

流通BMSとは

 流通BMSとは経済産業省が推進する流通業界におけるEDIの標準仕様です。「受発注のデータフォーマットが標準化されていない」、「VAN(注2)によるデータ伝送はモデムの利用が必須で遅い」など、流通業界が長年抱えていた受発注業務におけるデータ交換の効率の悪さを解決し、取引先との間で発生する受発注業務を相互に、かつ大幅に効率化するものです。

お店、取引先、来店客の3者でメリットを享受

 流通BMSへの対応により同社は、(1)紙の伝票入力を無くし、仕入れのスピードアップと情報伝達の効率化を実現しました。従来、受け取った紙伝票の内容を間違えてシステムへ登録してしまった場合、その修正には取引先を巻き込んで多くの手間と時間を要していました。(2)商品の売れ行き情報を素早く取引先へ伝達できるため迅速な欠品補充が可能となり、取引先と共に機会損失を削減し、お客様へは欠品による迷惑を削減しました――。同社はEDIによるリアルタイム化で、情報伝達速度を大幅に短縮しました。
 従来の他社システムでは次の理由から流通BMSへの対応は困難です。(1)今期限りの商品が多いことから、商品と共に納品される商品マスターが膨大なため、それをシステムに取り込むことが難しい。(2)登録した膨大な商品マスターをリアルタイムで処理することが難しい――。RITSは標準で多品目に及ぶクラス管理(後述)に対応しており、それをリアルタイム処理するシステム設計となっているため、流通BMSへの容易な対応を可能としました。

クラス管理にも対応

 本システムでは商品特徴で仕入れ商品をカテゴリー化する「クラス管理」(注3)にも流通BMSを対応させていることが特長です。百貨店ではクラス管理が仕入れ商品の大半を占めるため、EDIのシステム化には、クラス管理に対応するかどうかが重要な要素となります。本製品では単品(JANコード・注4)管理でのEDIに加えてクラス管理に必要な2段タグ(注5)への対応を実現します。

(注1) RITS(Retail Information Technology System for Strategic Management)は アイティフォーが独自開発した小売業向けの基幹システムです。商品管理、販売管理、顧客管理など小売業に必要な機能を網羅しています。

(注2) VAN(value added network)はEDIデータのフォーマット変換など付加価値をあわせて提供する有料の専用回線サービスのこと。従来用いられていたレガシーシステム(時代遅れとなった古いシステム)です。

(注3) クラス管理とは「春用の赤いワンピース」「青いネクタイ」など商品特徴でカテゴリー化し、商品を仕入れる管理手法です。売れ行きが流行で大きく左右するファッション商品は、同じ商品を追加で生産するケースが少ないため(定番商品を除く)、「ブランドAの青いチェックのネクタイ100本」という追加注文を受けた取引先は、該当商品が少ない場合、近い色柄のネクタイを組み合わせて100本を納品するという形態を取ります。

(注4) JANコードとはJISにより規格化されたバーコードのことです。流通しているほとんどの商品に記載されておりPOSシステムで活用されます。

(注5) クラス管理の2段タグとは、1段目のタグに商品カテゴリーなどの「売場コード」、商品特徴などの「商品クラス」、そして「ブランド名」などを記録し、2段目に価格を記録して管理するものです。

ページの頭へ戻る  
  お問合せ   地図   サイトマップ   ENGLISH
サイト内検索    
(c) 2024 ITFOR , Inc. All rights reserved.
IE6,FireFox3.0以上でご覧ください