大人のための社会講座

8ヶ月で全面刷新。即時の経営判断が業績の向上に

愛知県名古屋市の丸栄は、1615年に創業した「十一屋呉服店」を母体とする老舗百貨店です。1943年に現在の丸栄となって以来、庶民的な品揃えで地元の人々に親しまれています。

Step１　導入前の課題

1965年にレガシーの基幹システムを導入以来、改良を重ねて稼働してきたシステムの老朽化を機に、見直しを検討することになりました。1万本にもおよぶスパゲッティ化されたプログラムの改修や、電子マネーなど時代に合わせた機能への対応、システムを熟知した要員への依存度の高さ、コンピュータ室のセキュリティや災害の対策など、課題が山積していました。

Step２　RITS採用の理由

「基幹からPOSにいたるまで、最新技術をパッケージ化したソフトであること。リアル処理のため、システム要員の作業が発生せず、ミスが起こりえないこと。運用コストを大幅に削減できること。手厚いサポート体制などが、RITS採用の理由です」と2007年3月にRITSを採用した同社の業務推進部長は話しています。新システムへの移行は、わずか8ヶ月で完了しました。

Step３　インストレーション

お店の営業を止めることなくシステムの入れ替えを行えるアイティフォー独自のノウハウ「ワンデー・インストレーション」により、閉店後、翌日には通常どおりお店をオープンできるため、お客様へ迷惑をかける心配もありません。

Step４　運用

RITSの導入により、バッチ処理が全面的に自動化されたことで、運用の負荷とコストのスリム化に成功しました。同時に導入した友の会システム、ギフトシステムでも課題が一挙に解決。お客様からは、「前回何を贈ったか、その場で回答してくれる」「申し込みから到着までが早くなった」など、喜びの声が上がっています。

Step５　導入後の効果

「商品情報や顧客情報など、常に変化する情報をリアルタイムに把握することは、的確な経営判断を下す、適正在庫を持つ、顧客満足度を向上するといった、経営上、はずすことのできない効果が享受できます」と同部長。これに加え、50万件におよぶ顧客情報をセキュリティの高いサーバで管理するなど、個人情報への対応も改善しました。