放送直後に数百件の注文が
ラジオショッピング。人気パーソナリティが自分の使用感を元に商品を紹介すると、またたく間に電話注文が殺到するそうです。真珠やダイヤモンドといった宝飾品から、デジカメやエアコンなどの家電製品、お茶や漬け物などの食品、さらにはガス給湯器の交換工事や畳の張り替えまで、非常に幅広い商品が売られています。ラジオなのでもちろん商品は見えません。耳で聴いた情報だけでどのくらいの人が買うのかと思いきや、一度の紹介で数百件の注文が入る商品もあるそうです。
独自の商品も取り扱う文化放送
ラジオショッピングの歴史は長く、1973年（昭和48年）から始まっています。その年の8月、日本で初めて番組の中でラジオショッピングを開始した局が文化放送。過去、1万円の羽毛布団が1日に5,000枚売れたこともあるそうです。現在、独自に商品調達を行っているヒット商品の中には、一次加工のみのお茶（火を加える回数が少ない）である荒茶（あらちゃ）のように、「お茶農家の方々の間ではよく飲まれているのに、世の中にあまり出回っていなかった」というような商品も多数販売しています。優れた商品を発掘・紹介するといった、いわば地域商品の活性化にも貢献しているわけです。
ECサイトで注文を開始したら…
インターネットの普及にともない、十数年前にECサイトでの受注も開始した同社。しかし当時創設したECサイトは「後から別途構築したもの」。両者は連携していないため、ECサイトの受注データを手作業で移管するという作業が発生していました。また、お客様は40〜70代が多いこともあり、注文は電話が圧倒的。放送直後は、商品を求めて注文の電話が鳴り響きますが、つながらないことも。電話が中々つながらなければ購入意欲も冷めてしまうため、1分1秒の対応速度が明暗を分けるという、ロスもともなう状況でした。
ECサイトと電話受注との連携で問題解決
そこで、アイティフォーがシステム連携を含めたECサイトの再構築を行うに至りました。アイティフォーのECサイト構築パッケージ「ITFOReC（アイティフォレック）」と連携し、電話注文をすべて、ECサイトのデータベースへ入力するシステムに刷新しました。
また、従来のマウスとキーボードを併用する入力方式から、マウスを使う回数を減らし、キーボードを主体としたシステムとし、「限られた電話オペレーターで1人でも多くのお客様とお話ししたい」という要望に対応。アイティフォーの計測結果では、キーボードから手を離してマウスをつかむ動作に約1秒、マウスから手を離してキーボードに戻るまでが約1秒、計約2秒がロスタイムとなっています。電話受注においてはこの動作が繰り返されるため、そのロスタイムの合計は意外と大きなものになります。これらシステム化の結果、同局は電話受注の大幅な効率化を目指しています。
業務連携ができてこそ効率化につながる。EC連携はアイティフォーの得意分野
システム化の狙いは、各業務を効率化するためのもの。同局の例が示すように、複数のシステムが連携されていないと、意外と効率化は進みません。ECサイトにおいて、その最大の要因は、構築する会社がECサイト構築の専業であるケースが多いようです。
アイティフォーではITFOReCに加えて、電話受注のためのコンタクトセンターシステムもラインアップしており、連携のためのノウハウを蓄積しています。
例えば、受注システムにIVR（自動音声応答機能）を組み込むことで、プッシュボタンを用いて注文番号を入力すれば商品の発送状況を自動応答することも可能になります。これはSIPという技術を用いたコンタクトセンターシステム「AX-i（アクシー）」を利用することで、低価格・短納期でのシステム構築が行えます。
また、受注後の配送管理までを連携する販売管理システムを組み込めば、伝票処理から解放され、配送までの時間を大幅に短縮します。これには、小売業向け基幹システム「RITS（リッツ）」で実現可能です。
さまざまなソリューションの連携が、業務の効率化とスピード対応を実現する。ここに、アイティフォーの強みがあります。ラジオショッピングだけでなく、ECサイトを含めさまざまな受注形態を持つ通販事業者に、ぜひアイティフォーのソリューションをぜひご検討ください。
◆文化放送福みみ倶楽部：
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放送でご紹介したおすすめ商品を紹介
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ECサイト構築パッケージ「ITFOReC（アイティフォレック）」 
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