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小売業界が激震中!ショールーミングは敵か、味方か?

小売業界に衝撃が走ったニュース

 昨年冬、リアル店舗を運営する小売業界に、衝撃的なニュースが飛び込みました。衣料品通販サイト「ゾゾタウン」の運営会社が、スマホアプリを活用しショールーミング化につながる可能性があるサービスに乗り出したこと。「WEAR(ウェア)」と名付けられたアプリは、店舗で商品バーコードを撮影すると、価格・色などの詳細情報やコーディネート例などを楽しめるというもの。『使用の許可をいただいた店頭でのみご利用可能』という条件付きですが、そしてそのままゾゾタウンなどのECサイトで購入できてしまうというものです。

売上拡大の仕組みに転換したパルコ

 マスコミ各社の報道によると駅ビル型の某ショッピングセンターなどは『入居するテナントにバーコードの撮影をさせないように通達した』とあるように、自店が商品を下見されるだけの場になる可能性に危機感を募らせています。対照的に、賛同したのがファッションビル・パルコの4店舗。マスコミ報道によると自店からゾゾタウンに客を誘導したときはなんらかの手数料を受け取る仕組みで同社と提携、ショールーミングを自店の売上拡大の仕組みに転換する試みを推進しています。

本格的なオムニチャネル時代に向けて

 消費者にとっては、リアル店舗とアプリを組み合わせた取り組みは買い物をより楽しく便利にしてくれるもの。店舗で見た欲しい商品の着こなしが試せたり、関連情報を数万店のECサイトから集めてきたり、在庫のある最寄の店舗を検索したり。本格的なオムニチャネル時代を迎えるなか、この手の取り組みは売り上げ拡大の大きな決め手となり得ます。ショールーミングを敵に回すか、見方に付けるか、見極めの時期に来ているともいえます。

ショールーミングに負けない「自店完結」

 リアル店舗でもECサイトでも欲しい商品がすぐに買える、アプリで便利に買い物ができる。これらの実現には、実店舗を持つ小売業とECサイトが戦うのではなく、連携する仕組み、さらには自社店舗と自社サイトを連携して他社へお客様を逃がさない「自店完結」の仕組み作りが重要となります。首都圏に展開する某大手家電量販店では自社運営するECサイトと自社のリアル店舗で使えるスマホアプリを連携させた自店完結の仕組みが注目を集めています。これらの実現に必要なことは顧客情報、ポイント情報、商品情報、在庫情報などを実店舗とECサイトで一元管理する統合データベースの構築がスタートラインとなります。

「自店完結」ならアイティフォーへ

 小売業向け基幹システム「RITS(リッツ)」、ECサイト構築システム「ITFOReC(アイティフォレック)」という2つの専用パッケージを持つアイティフォーなら、統合データベースの構築もスムーズ。オムニチャネルにも容易に対応します。「買い物アプリ」の開発もお任せいただくことでお客様を逃がさない「自店完結」の仕組みを実現することができます。ショールーミングを敵に回さず、見方に付ける売り上げ対策なら、ぜひアイティフォーにご相談を。お客様の状況に合わせて最適なご提案が可能です。

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