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RITSインバウンドソリューション

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免税書類を30秒で作成します

インバウンド消費(訪日外国人による消費活動)に対応するRITSのモジュール製品です。今まで10分近くかかっていた消費税免税と必要書類の作成作業を10〜30秒に短縮します。国別売上などの各種集計機能を持ち、品揃えや営業戦略立案にも威力を発揮します。

「あっという間に手続き完了」の口コミが大きな集客力に

2014年10月、法改正により消費税免税の対象が一般物品から消耗品へと拡大、上限金額も大幅に緩和されました。

  • 一般物品(家電製品、カバン、洋服など):1日の合算で1万円超上限無し
  • 消耗品(食品、化粧品、医薬品など):1日の合算で5千円超50万円まで

消耗品の販売時には日本滞在時の「消費」を防止するために梱包封印と消費税免税の記録を取る必要があり、そのための書類としてパスポートの情報を転記した 「輸出免税物品購入記録票」や「購入者誓約書」を作成しなければなりません。従来、10分近くを要していたこれらの書類の作成を、「10〜30秒」に短縮するのが本システムです。「免税品の手続きがあっという間に完了する」の口コミは外国人コミュニティで一気に広まり、強力な集客力につながります。

集中対応でも各売場対応でも

百貨店などの大型店では「免税カウンター」を設置して集中対応する例が多く見られます。本システムでは「免税カウンターでの集中対応」と「各売場において買い物と同時に免税処理」の両方に対応します。

免税対応の流れ(免税カウンターでの集中対応の場合)

  1. 各売場のレジでは既存のPOSレジで一旦課税にて販売し、いつもどおりにレシートを発行します。
  2. 一般物品、消耗品はRITSのシステム上で自動判別されます。
  3. 買い物後にすべてのレシートと商品を免税カウンターへご持参いただき、消費税を還付します。
  4. 課税済みのレシートに記載されたバーコードをPOSレジで読み取り消費税を還付します。
  5. パスポートの個人情報文字列をハンディターミナル(携帯型OCR=光学式文字読取装置)で読み取り、ラベルプリンターで「輸出免税物品購入記録票」と「購入者誓約書」を印刷します。
  6. POSレジからは以下のレシートが発行されます。
    A)2つの書類に添付するレシート(計2枚)
    B)梱包に添付するレシート
    C)通常レシート
  7. 店員がレシートを必要個所へ添付、必要個所へ割り印、前述の購入記録票をパスポートへ添付します。
  8. お客様に誓約書欄へ署名をしていただきます。

国別売上など各種集計機能が売上向上の決め手に

店舗ごとの免税売上、売れ筋商品、国別売上など、さまざまな帳票を出力することができます。例えば免税カウンターを売れ筋商品の売場近くに設置するなど、さまざまな工夫を行うことにより売上向上策を練っていただくことが可能です。