ニュースリリース

小規模多拠点型コンタクトセンター向けシステム「AX-i（アクシー）EX」新発売
〜業界初の「制御・音声パケット分離方式」で通信費を従来の約三分の一へ削減〜

株式会社アイティフォー

    株式会社アイティフォー（東京都千代田区、代表取締役社長：東川 清）は50席以下の小規模拠点を複数保有する企業を対象としたSIPベース（注1）のコンタクトセンターシステムの新版である「AX-i（アクシー）EX（注2）」を本日より販売開始します。コンタクトセンターに必要なすべての機能を標準搭載した製品です（注3）。業界初（当社調べ）の「制御・音声パケット分離方式」により、複数拠点間の通信費を従来の約三分の一へ削減します。従来、複数拠点に分散したコンタクトセンターを統合管理するためには、各拠点間を高額な帯域保証タイプの専用線でつなぐ必要があり、その通信費がコストを押し上げていました。価格は46席の場合、税込み1,500万円から（通信費を除く・注4）。当社では本製品を今後1年間で20社から受注することを目標とします。

    通信費約三分の一、業界初の「制御・音声パケット分離方式」

    「制御・音声パケット分離方式」とは、本システムに接続された電話機をPCから操作するための「制御パケット」と音声通話を行うための「音声パケット」を分離して通信する方式です。高額な帯域保証タイプの専用線は用いず、制御パケットの通信には「フレッツ光回線」、音声パケットの通信には「ひかり電話オフィスA（エース）」というそれぞれ低額な回線を利用することで通信費を削減します（注5）。例えば46席のコンタクトセンターの場合、その通信費は専用線を用いると税込み約43万円/月のところ、本方式では約14万円（同）となります。AX-i EXが双方の回線を同期しながらコントロールすることにより、例えば着信と同時に該当顧客の情報を画面表示するなど、CTI機能（注6）による着信・発信業務や音声通話による顧客応答業務を従来通り行うことができます。

    バーチャルコンタクトセンター機能

    複数拠点をあたかも１つの拠点のように統合し、着信した電話を混み具合に応じてどの拠点でも応対可能とする機能です。発信業務においても各拠点の空いているエージェントへ効率的に振り分けることができます。複数拠点で業務を分散できるため、短期間のスポット業務など一時的な高負荷業務でも柔軟に対応できます。使用する電話機は本システムへログインすればエージェント業務に、ログアウトすれば事務用電話機として使い分けられるため、エージェント要員は状況に応じて業務を使い分けることが可能になります。

    利益率向上に貢献する「席数可変ライセンス方式」

    夏商戦、年末商戦などで呼量が大きく変動する通販業界やBPOサービスにおいては、常にピーク時の席数でライセンス契約することは利益の圧迫につながります。本製品は主たる拠点において必要最小限の席数で契約し、3ヶ月前に申告するだけで一時的にエージェントのライセンス数を追加できる「席数可変ライセンス方式」を採用しました。例えば繁忙期にのみ応援部隊として他拠点のエージェント分の席数を増加させるなど柔軟な対応ができるため、利益率を重視する業界での利用に最適です。

    （注1）
    SIP（Session Initiation Protocol）とはインターネット電話などで用いられる、通話制御プロトコルの一つです。コンタクトセンター構築の標準プロトコルとして採用が進んでいます。SIPを利用することにより、従来高度な技術と知識が必要だった電話とコンピュータのアプリケーション連携が容易になります。
    （注2）
    本製品は2012年1月に販売を開始した「AX-i（アクシー）」の新版です。汎用サーバーとSIPで構築する当社の独自開発製品です。AX-iはAdvanced Customer Relationship Over Sip System for Innovationの略。頭文字「ACROSSI」の「CROSS」を「X」へ置き換えてAX-iと表記しています。「EX」はExtensionの略で「拡張」や「電話の内線」意味します。多拠点間で電話を内線のように手軽に拡張できることを由来とします。
    （注3）
    本製品には標準機能として、設定されたルールに従って電話を振り分けるACD（着呼の自動配信機能）、音声応答により発信者に操作を促すIVR（自動音声応答機能）、自動的に電話をかけるダイヤラー、通話録音、各種統計レポート作成機能など業務に必要なすべての機能が搭載されています。
    （注4）
    46席分のライセンス料を含む価格です。保守費用は別途となります。
    （注5）
    46席以下の小規模拠点間における通信であればこれらの回線で必要十分な通信を行うことができます。
    （注6）
    コンピュータと電話を連携させる機能。Computer Telephony Integrationの略。

    株式会社アイティフォーの概要

    • 代表者 ：
      代表取締役社長　東川　清
    • 本社所在地 ：
      〒102-0082　東京都千代田区一番町21番地　一番町東急ビル
    • 事業内容：
      システムインテグレーター（システム構築）
    • 東証第一部（4743）
    • 電話 ：
      03-5275-7841（代表）
    • URL ：
      https://www.itfor.co.jp/

    報道機関からのお問い合わせ先

    株式会社アイティフォー　広報部

    • 電話：
      03-5275-7914
    • E-mail：
      kouhou_ml@itfor.co.jp

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