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債権回収業務、タブレット端末が訪問回収を変える?!

「タブレット端末」で広がるビジネス。

 突然ですが、「Stay Hungry Stay Foolish」という言葉をご存知でしょうか。そう、iPhoneの産みの親、アップル創業者の故スティーブ・ジョブズが、スタンフォード大学の卒業生に向けて行った有名なスピーチの一節です。日本でも「役者馬鹿」などと言ったりしますが、「馬鹿のままでいろ」なんて、すごく素敵なフレーズですよね。そんなジョブズが2010年5月に世に送り出したアップル社のタブレット端末iPadは、瞬く間に世界に広がり、競合製品も巻きこんで全く新しい市場を創設しました。調査会社のIDCによれば、全世界のタブレットの出荷台数は2013年第4四半期に初めてPCを上回り、2015年までに年間出荷台数でもタブレットがPCを上回るだろうと予測されています。2013年第4四半期にはタブレットの出荷台数は8,410万台に達しますが、PCの出荷台数は8,310万台にとどまる見通しだそうです。国内のビジネスでの活用シーンも急速に拡大しており、店舗や商談現場での営業ツールとして、商品説明や、デモ、プレゼン等に幅広く活用され始めています。

訪問回収はひと仕事。

 そんなタブレット端末ですが、実は個人向けローンなどの債権回収業務においても活用が注目され始めています。ローンの督促業務といえば、まずは架電や文書による顧客への連絡が大部分を占めるのですが、その他にも、なかなか連絡が取れない場合や急ぎの集金などの場合に、顧客あてに直接訪問、いわゆる訪問回収を行うこともあります。訪問回収を行う場合には車を使って集中的に顧客を回ることが多いのですが、そのためには前日から訪問先をリストアップのうえルートを設定して、大型の住宅地図で表札名を調べてコピーして、持参する資料や領収書を色々と用意して、と準備だけで大変な手間が掛かります。訪問先でも、延滞者の個人情報などの含まれた重要な書類を紛失してはいけませんので、コンビニのトイレを借りるにもカバンを肌身離さず持ち歩いて、と大変気を遣います。

訪問回収とタブレット。

 そんな訪問回収業務も、持ち出したタブレット端末で社内の債権管理システムにアクセスしながら行えば、様々な効率化を図ることができます。前日の準備は下調べとルート設定だけで済みますし、大量の重要書類を外部に持ち出す必要がなくなり紙の紛失機会も減少するため、個人情報などの漏えい防止に繋がります。万が一端末を紛失してしまった場合でも、すぐに遠隔ロックをしたうえでシステム権限を変更しアクセスできないようにすることが可能です。また、入金情報や交渉記録などもリアルタイムで照会することができますので、直前に顧客から連絡や入金があった場合でも、その情報をすぐに把握することができます。訪問先で分割和解の話が出れば、再分割のシミュレーションをタブレットで行うことができる他、車に戻ってすぐにシステムに交渉記録を打ち込むことができますので、後日時間を掛けて、ひとつひとつ思い出しながら報告書を入力するという煩わしさもありません。

データ活用ならアイティフォーへ。

 アイティフォーがご提供するノンバンク向け延滞債権管理システム「TCS(Total Collection System)」は、初期の延滞から中長期の延滞管理、償却までをトータルに管理することができるパッケージです。銀行向けやサービサー向けパッケージを含めると、180社を超える導入実績があります(2013年9月現在)。このシステムをタブレット端末と連携することで大幅な効率化を実現可能です。連携のシステム構築はアイティフォーの得意分野。このようなご要望があればアイティフォーへぜひお問い合わせを。お客様の状況に合わせ最適なご提案をいたします。

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