ホテルのドアマンにも自動化の波?
とある外資系高級ホテルでのお話。同ホテルでは人件費削減の一貫として、ドアマンの数を減らしているそうです。でも、高級ホテルの名に恥じぬよう、サービスは低下させたくない。そこで活躍しているのが、監視カメラを用いた来客検知のシステム。車寄せに車が近づくと監視システムがフロントへアラームを発信。手の空いたホテルマンがエントランスへ駆けつけるそうです。一方、仲居さんたちがずらりと待ち構える地方の老舗旅館でも同様のシステム導入が進んでおり、来訪するお客様の笑顔作りに一役買っているとか。
この流れ、アイティフォーが販売するデジタルビデオ検知システム「ナイスビジョン」においても「防犯目的以外での活用」に注目が集まっています。言わば、防犯システムの平常時利用。キーワードは「安心・安全から顧客満足度の向上へ」。活用例を紹介します。
広大な駐車場での迷惑駐車を防止
商業施設のエントランスや駐車禁止エリアなど、車が出入りする場所への駐車は他の車の出入りを妨げるもの。しかも、商業施設の駐車場は、何千台もの車が駐車できる広大なスペースなだけに、警備員だけで対応するのはたいへんです。そこで活躍するのが、ナイスビジョンの「自動車検知」。通行の流れを妨げる駐車を即座に発見し、車から離れる運転手を追跡できることから、すぐに現場へかけつけて移動をお願いするなど、少ない人数の警備員でも速やかな対応が可能となります。スムーズな車の流れを維持することで駐車場での渋滞を防ぎ、来場されたお客様の顧客満足度を向上させます。
お客様の不満が募るレジの混雑を解消
レジやサービスの窓口では、ピーク時ともなると混雑がつきもの。それだけでお客様は不満を募らせたりうんざりしたりするもの。そんな問題は、想定を超える混雑をアラームで知らせる「混雑制御」が解決します。通知を受けたら、手の空いたスタッフが即座に応援に向かう。少ない人員を有効活用しながら混雑を解消し、顧客満足度を向上できるわけです。
出口から入る不正入場を防止
さらに、通常の人の流れと逆の流れを検知する「逆送検知」は、不正入場の防止に役立ちます。有料施設に入口とは逆の出口から忍び入ろうとする人を発見でき、不正入場を未然に防止することができます。従業員の満足度向上にも一役買えるわけです。
このように、ナイスビジョンには商業施設において平常時に役立つさまざまな機能が網羅されています。顧客獲得に求められる安心・安全のための防犯機能は当然ながら、なにより顧客満足度が向上できることで、リピーターや新規顧客の来場につなげることができます。商業施設の防犯システムには、ぜひアイティフォーのナイスビジョンの選択をお考えください。
日常のシーンにおいては、こんな例もあるんです
万全な防犯システムで有名な都内の某高層マンションでは、自分が居住するフロア以外へはエレベーターで上がることができない特殊なセキュリティシステムになっています。でも、操作がちょっと難しいことから、機械に強くないお年寄りが操作に迷ってしまい、エレベーターホールで立ち往生することがあるそうです。
操作に迷ったお年寄りは、エレベーターホールでおろおろ。でも、管理センターの防犯カメラシステムが発信したアラームによってすぐに管理人が駆けつけ、手慣れた手つきでエレベーターの操作方法を教え、事なきを得るそうです。防犯カメラがこのようなお年寄りを発見できるのかと思いきや、これはナイスビジョンの「異常行動検知」によるもの。エレベーターの前でおろおろする人の異常行動が、検知の対象となるわけです。この機能は気分が悪くなってうずくまる住人の発見などにも応用できるため、高齢化が進む社会において今後、採用が進みそうです。
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