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サーバーが消えてしまう恐怖!
仮想化時代のファイルシステム

サーバーが消えてしまう恐怖!

 T社の事例。T社では営業マンなどが外出先からメールを読むためのシステムとしてモバイルサーバーを運用していました。ある日HDDに障害が発生。このサーバー、仮想化環境で構築されていたため、サーバー1台が忽然(こつぜん)と消えてしまう事態へと発展しました。「バックアップ環境から元のサーバーを再構築する作業に丸一日追われた(担当者)」。仮想化技術の普及によりサーバーの実態は「物理的なハードウェア」から「ファイル」へと置き換わりつつあります。仮想化の普及は「サーバー消失の恐怖と隣り合わせ」の幕開けともいえるのです。

重要なファイルを消失させない必殺技

 この例からわかるとおり、サーバーの消失など、重要なファイルを消失させない最大の方策は「絶対に障害を起こさないファイルシステムの構築」と言い換えることができます。「絶対」などあり得ないと思うかもしれませんが、それをほぼ実現するのが、アイティフォーが自ら導入してその信頼性に自信を持っているNetApp社のファイルシステムです。業界においてもその抜群の信頼性から確固たる地位を築いている製品です。アイティフォーはNetApp社が1985年に事業を立ち上げた当初からの販売代理店として長い経験を有しています。

システムを停止させずに完全なバックアップを瞬時に

 データの信頼性を支える技術の1つがSnapshot(スナップショット)です。24時間休まず動くシステムでは、常にデータの書き換えが発生するため、システムを停止させない限り完全なバックアップは難しいという事情がありますが、このSnapshotは保存されている場所や作成・更新日時などのデータのみを、システムを停止することなく写真を撮るように一瞬でとるというものです。実は一瞬の間、システムを止める必要があるのですが、NetAppではシステムがHDDへ書き込もうとするデータを一時的に別の場所に退避させることであたかも一時停止の状態を作り出します。このSnapshotにより、論理的な障害は瞬時に元の状態へ復旧させることが可能となります。「復旧に丸一日かかる」というような話は昔話といえるようになるのです。

BCP対策として遠隔地へ完全な複製を実現

 物理的な障害においても抜群の信頼性を支えるのがSnapMirror(スナップミラー)です。文字通り鏡のように複製する機能ですが、遠隔地への複製を限りなく少ないデータ容量で実現できるのが特長です。仕組みは、バックアップすべきデータを4KBなど最小限のブロック単位で差分をチェックし、データに違いがあるものだけをネットワーク経由で遠隔地へ複製するものです。例えば東京と大阪にNetAppのファイルシステムを1台ずつ配置することでBCP対策を実現します。東京で物理的な障害が発生しても、大阪で常にバックアップが取れているわけです。このSnapMirror、圧縮や同じパターンのデータをまとめる重複排除機能により、データ量を最大40%削減できるという優れものです。

不安のないバックアップならアイティフォーへ

 仮想化環境で抜群の威力を発揮するNetAppのファイルシステム。3年前なら軽く2,000万円はしていたこのNetApp、今は最小モデル(4TB SATA)が180万円台からご導入いただけます。サーバー消失の恐怖から逃れたい。そのような時はぜひ、アイティフォーにお任せください。お客様の悩みやご要望にあわせ、最適なご提案が可能です。

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