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どうする?遠く離れたサーバの障害対応、サービスプロセッサ活用法!

どうする?遠く離れたサーバの障害対応

 東日本大震災をきっかけとした防災意識の高まりから、サーバはいまや防災対策が施されたデータセンターに設置されることが当たり前となり、一部の業務はクラウドサービスに移行されつつあります。しかし、サーバをデータセンターへ移管した場合、その運用管理が担当者の頭を悩ませることとなります。それはシステムが障害を起こした際、サーバの状態を確認できなければ原因究明やシステム復旧がおぼつかないという問題です。

手元のPCからサーバ内部の状態が見える?!

 一般に販売されているIAサーバ(インテルプロセッサ搭載サーバ)には、サーバOSが稼働するプロセッサとは別に、システムのマザーボード上に緊急管理サービスのために組み込まれた「サービスプロセッサ」と呼ばれるものが搭載されています。このサービスプロセッサは何らかの理由でサーバが応答しなくなった場合でもリモート操作を可能とする機能を持ちます。また、業界標準のIPMIと呼ばれるインタフェースを利用することにより、サーバルームのコンソール画面を遠く離れた自席のPCから見ることが可能です。さらにはサーバ内部バスやファンなど各部品の稼働状態や筐体内部の温度や電圧チェック、電源のオン/オフや再起動も行えるという優れものです。

多数のサービスプロセッサをセキュアに一元管理!

 管理するサーバの台数が数十〜数百と増えてくるとその管理手段に加え、セキュリティ面も心配になってきます。社外のデータセンターに設置したサーバに悪意を持ってアクセスされては大変です。このような際におすすめなのが、世界で50%超のシェアを持つKVMスイッチの最大手・アボセント社の新製品『Avocent ユニバーサル・マネジメント・ゲートウェイ』です。アクセス制御とユーザ権限管理の機能を内蔵していますので、多数のサービスプロセッサを手元のPCからセキュアに一括管理可能です。最上位モデルのUMG6000は1台で1,024ものサービスプロセッサを管理でき、すべてのモデルにおいて40台のネットワーク機器を操作できるシリアルコンソールスイッチ機能を併せ持ちます。

電力キャパシティ管理を行うシステムも!

 IPMIインタフェースを用いてサーバ内部の温度や電圧や消費電力のデータを収集・分析することにより「電力キャパシティ管理」を行い、エネルギー効率を高め1台でも多くのサーバを収納して稼働させる「データセンターの性能を最大化」を図ることも可能です。消費電力量が低いサーバは「稼働率が低い」と見なしてサーバ統合計画の参考データとします。サーバラックごとに消費電力量を集計し、サーバラックレベルでのキャパシティ管理を行うことが可能です。さらには自社でデータセンター施設を保有している場合、将来のキャパシティプランニングのための基礎データとしても利用できます。これらを行うソリューションとしておすすめするのがデータセンター管理システム『Trellis(トレリス)』です。
サービスプロセッサの一元管理や電力キャパシティ管理に少しでも興味があれば当社へご相談を。お客様の状況に合わせ最適な提案をいたします。

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