RPA 業務自動化ソリューション(NICE RTSシリーズ)

RPAお役立ち情報01RPAの概念を紐解く

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掲載日:2017年7月7日

RPAお役立ち情報01RPAの概念を紐解く

今やバズワードとなるほど注目されているRPA(Robotic Process Automation:アールピーエー)。その期待は大きく、働き方改革や業務改革をテーマとする企業にとって、もはや必須と言えるほど。RPAとは、どういうものなのか。その概念を紐解きます。

RPA(アールピーエー)という言葉をよく目や耳にするようになってきました。そもそもRPAとはいったい何のことでしょうか?
RPAという言葉は、Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)という頭文字からきたもので、“ロボットによる業務プロセスの自動化”を示しています。平たく言うと、目の前のパソコンの中にいるロボット(RPAツール)が、従来人が行なっていた業務を自動的に遂行する取組みのことをRPAと呼んでいます。

ところでロボットと聞くと、何を思い浮かべるでしょうか?
人型ロボット「Pepper(ペッパー)」やおともだちロボット「ロビ」など、いわゆるコミュニケーションロボットと呼ばれる対話型ロボットを思い浮かべる人もいるでしょう。
はたまたアニメや漫画好きの人なら、みんなのヒーローだった戦闘ロボットやスーパーヒーロー的なロボットが真っ先に浮かぶかもしれません。

姿かたちはさまざまですが、あらゆるロボットに共通する点がひとつあります。それは、人に寄り添い困ったときに助けてくれる存在であること。いわば、時代の救世主となって活躍してくれる点にあります。
空想世界のスーパーヒーロー的なロボットは言うに及ばず、コミュニケーションロボットも福祉や警備、生活支援、アミューズメントなどの多様な分野で、人間の代わりとして、または人間と協調して、人にはとても真似のできない役割を果たしてくれています。
そして、今まさに私たちのビジネス環境において救世主として求められているのが、パソコンの中で動作するロボットというわけです。そのロボットを私たちは「RPAツール」と呼んでいます。

このRPAツールは、姿かたちのあるロボット然としたものではなく、ソフトウェアロボットを指します。RPAツールは全自動タイプと半自動タイプに大別され、全自動タイプは定型業務を1から10まで代替し、100倍から400倍の処理スピード能力を備えます。また半自動タイプは、自動化できる部分を代替し、人が適切に判断できる情報をロボットが提供することでアシストしながら作業を進めていきます。
もちろんRPAツールは24時間休むことなく稼働し、人為的なミスや処理を忘れてしまうこともなく働いてくれます。

RPAによる経済効果も、将来的にも大きな期待が見込まれています。RPAはソフトウェアのプログラミング技術だけではなく、進化著しい人工知能(AI)とも密接な関係にあります。このAI技術の進化もともなって、いずれはデータ分析やマーケティング業務、メンテナンスやカスタマイゼーションにまったく人手を要すことなく遂行できる環境が、数年先にも実現できるとも予測されているほどです。