金融機関向けソリューション【審査・推進系】

個人信用情報照会・登録システム
MICS(ミックス) 2.0

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※ MICSはMultiple Information for Credit Systemの略です。

Mics 2.0

個人信用情報照会・登録システム
「MICS 2.0」とは

個人信用情報照会・登録システム MICS 2.0は、個人信用情報機関(KSC、CIC、JICC)との接続機能を提供し、1回の照会処理で複数の機関の情報を取得します。審査システムとの連携が可能であり、個別の照会業務に関してはWEB環境での照会が可能となります。個人信用情報機関(KSC、CIC、JICC)への登録処理に関して、エラーチェック機能の強化が図られており、法改正に対応したシステムです。

改正貸金業法/改正割賦販売法に対応

個人信用情報照会・登録システム MICS 2.0は、法改正を受けた信用情報機関のシステム更改に対応。
総量規制や他機関交流などの各種改訂に対応したパッケージです。

反社会的勢力の照会に対応

個人信用情報照会・登録システム MICS 2.0は、暴追センター(全国暴力追放運動推進センター)が保有する反社会的勢力情報(CICのCSRS情報)の照会に対応しました。反社会的勢力情報の照会機能は、割賦販売法対象となる一部の銀行に加え、系列の保証会社でもご利用いただけます。母体行および系列保証会社で照会を行うことにより反社会的勢力のチェック機能をさらに強化していただけます。個人信用情報の照会時に反社会的勢力情報のチェックも手間無く同時照会することができます。

「MICS 2.0」の特長

オペレーションの効率化
一回の照会オペレーションで最大3機関の情報を取得することができ、業務の効率化が図れます。
回答情報集計・解析機能
各信用情報機関からの回答情報を集計・解析する機能を搭載しているため、回答情報を詳細に分析し集計する作業から解放されます。
各機関への登録用データを自動生成
各信用情報機関(CIC、KSC、JICC)への登録用データを作成し、各機関への登録・報告を行います。
当社独自の共通フォーマット(ITFORフォーマット)にてホストなどからデータを受領し、各機関の仕様に合わせた登録・報告用データを自動作成するため、個別に登録用データを作成する必要がなく、事務の効率化・省力化が可能となります。
個人信用情報の日次登録に完全対応
改正貸金業法にて義務付けられた「遅滞のない登録」に対応。
日々発生するデータを、システム内のDBと突合させることにより差分データを生成し、日次・月次登録に対応します。
受け取ったデータは新規・訂正・削除・変更に分類し、各データを作成します。送信データは機関側の指定に合わせて暗号化を行います。
優れたレスポンス
CPU接続で信用情報機関と接続するため、専用端末機と比較してレスポンスに優れています。
情報散逸防止(プレビュー・印刷制限)
回答情報を一旦画面で確認でき、必要に応じてプリンタに印刷指示(権限者のみ)するため、情報の散逸を防止します。
設備の有効活用
ブラウザが搭載されたネットワーク上のWindowsPCから照会することができます。そのため通常の業務用PCを兼用することが可能です。
認証管理(権限設定)
入力・照会はもちろん、プリンタへの出力もパスワード・IDにより保護され、照会結果も個別に印字可能です。
オープンシステム
Windows、Oracle、Javaといったオープンなシステムで構築されているため、他システムとの接続や運用、メンテナンスが容易です。
証跡管理(ログ保存・集計)
照会、取消、削除に至るすべてのログを保存・集計し、不正・異常の発見に役立てます。

「MICS 2.0」の機能

信用情報機関 接続方法 取得情報
KSC
全国銀行個人信用情報センター
IP-VPN 取引回答情報
本人申告情報
照会記録情報
照会記録取消機能
エラー情報
CRIN(CIC/JICC)情報   など
CIC
株式会社シー・アイ・シー
IP-VPN 信用情報
照会履歴情報
勤務先確認情報
CRIN(KSC/JICC)情報
FINE情報
FRS(虚偽申し込みチェック)情報
エラー情報
照会取消機能
テレサーチ回答      など
JICC
株式会社日本信用情報機構
IP-VPN 信用情報
照会履歴情報
BL情報
CRIN(KSC/CIC)情報
FINE情報
エラー情報
照会取消機能
CRDB回答       など

システムの拡張機能 (オプション)

ホストシステム(他システム)との接続
ホストシステム(他システム)と、各信用情報機関間の照会・回答情報を仲介する信用情報機関ゲートウェイにすることも可能です。
Web機能への拡張
Webサーバーなどを追加することにより、照会用クライアントPCに照会用プログラムをインストレーションせずに、一般的なブラウザから照会を行うことができます。
審査支援システムのご提供
本システムと連携する審査支援システムのご提供が可能です。
回答情報の加工
本システム標準で集計・加工している項目をご要望に応じて追加、変更することができます。

Web版 個人信用情報照会システム(Web MICS 2.0)

個人信用情報照会システム(KSC、CIC、JICC)がWeb 環境で利用できるようになりました。

こんな悩みを解決します

  • JICCのCPU接続をホストから切り出し、オープンシステムでのリアルタイム照会を実現したい。
  • CICユーザーがKSCコード変更によってカスタマイズが必要になるなど、センター側の制度改訂にともなう改修コスト・要員を軽減したい。
  • 受付・審査業務を遅滞なく行うために、冗長化や流量制限による負荷分散を行いたい。
  • 現在はKSCだけを利用している。リスク管理強化のため、他の信用情報機関も利用したいが、コストと操作の負担が何とかならないか。
  • 本部だけに照会専用端末を設置している。処理の迅速化のため営業店にも設置すべきだが、コストと専用端末を設置する場所が問題だ。
  • 個人信用情報機関からの回答情報の名寄せや集計を、手作業でやりたくない。

システム概要

ホストシステム(他システム)と個人信用情報機関との連携を実現します。

システムの特徴

  • 既存のイントラネットの設備を利用し、PCより個人信用情報の照会が可能です

  • 個人信用情報機関への接続は、通信サーバー設置場所からのみとなるため、通信コストを削減します

  • 信用情報機関の変更を、安価かつタイムリーに提供・利用可能です

  • 1回の操作で複数の個人信用情報機関の情報を照会します

  • 複数の信用情報機関や社内情報の名寄せ、集計機能を付加することが可能です(オプション)

  • 個人信用情報のセキュリティ対策にも対応します

  • ハードウェアとソフトウェアの保守サービスを提供します