遠隔地の通信機器にリモートコントロール環境を容易に構築

ポータブルLTEコンソール

災害時における通信拠点の課題

近年、頻発する自然災害は、通信キャリアの重要拠点に深刻な影響を与える可能性があります。有線回線が寸断された状況下では、通信機器へのリモートアクセスが困難となり、復旧作業の遅延やサービス停止の長期化を招きかねません。

このような課題を解決するために、株式会社アイティフォーは、災害時における迅速な拠点復旧を強力に支援する「ポータブルLTEコンソール」を開発しました。本製品は、リモートコンソールサーバー「SecFlow」と専用バッテリーを堅牢なトランクケースに一体化した、機動性と信頼性に優れたオールインワンソリューションです。

コンソールバッグ利用概念図

製品紹介

製品の強み

  • LTE回線によるリモートアクセス:災害で有線回線が途絶えても、LTE回線を利用して遠隔から通信機器へのアクセスが可能です。
  • 設定済みのリモートコンソールサーバー:主要な通信機器に対応した「SecFlow」を搭載。複雑な設定不要、すぐにリモートアクセス環境を構築できます。
  • 最大24時間稼働可能なバッテリー:長時間の復旧作業を電源の心配なくサポートします。
  • 堅牢なトランクケース:衝撃や振動から内部機器を保護し、過酷な現場環境での使用を可能にします。
  • 軽量・コンパクト設計:重量3.6kg、サイズW316mm×H270mm×D192mmと、持ち運びや設置が容易です。

導入メリット

  • 迅速な復旧:災害発生時、迅速に通信機器へのリモートアクセスを確立し、早期のサービス復旧を実現します。
  • 運用効率の向上:事前に設定済みのリモートコンソールサーバーにより、現場での設定作業を大幅に削減し、復旧作業を効率化します。
  • 事業継続性の強化:災害時においてもリモートアクセスを確保することで、事業継続性を高め、顧客への安定したサービス提供を維持します。
  • 高い可搬性:軽量かつコンパクトな設計により、派遣作業員は容易に被災現場へ本製品を搬送できます。
  • 新規導入・設置時の効率化:新規機器導入時、現地での接続トラブル発生時にも、リモートからの迅速な対応が可能となり、作業効率を向上させます。

製品構成

  • RAD社製SecFlow
  • 専用バッテリー
  • 堅牢なトランクケース
コンソールバッグイメージ

SecFlowについて

「SecFlow」は、シリアルコンソールサーバー、IoTゲートウェイ、エッジサーバーなど、多岐にわたる機能を備えた高性能デバイスです。過酷な環境下でも安定した動作を実現し、多様な通信方式に対応します。高度なセキュリティ機能と仮想化技術により、安全なリモートメンテナンスと効率的なIoT導入を支援し、通信設備の省スペース化にも貢献します。

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